すばらしい、実にすばらしい。
訳の分からない方は→
こちらや
こちらと
過去の私のエントリーなどを参照してくださいな。
勝手に妄想していたことが、現実化されつつあることは非常にすばらしい。
ましてや、その5つの妄想の内3つほどが現実化されたのは本当にすばらしい。
その現実化してくれたキャリアがドコモであることが、
個人的にさらにうれしい。
ってことで、おさらいもしつつ、
今回ドコモが発表したキッズ携帯「SA800i」を検証してみましょう。
まず、褒め称える点。
1.電池パックが用意にはずせない作りであるということ。
2.スライド式のブザーを元に戻すことで100デシベルのブザーは止まるが、
電話とメッセージは15分おきに通知を続けるということ。
3.携帯の電源を切っても、電話とメッセージは15分おきに通知を続けるということ。
(止める場合は、親が設定したパスワードを入力すれば止まるらしい)
4.3件までの緊急時連絡先を登録できるということ。
5.イマドコサーチというサービスで、GPS機能を使い居場所をメッセージRで通知。
6.緊急通知時の自動音声発信は相手先に「緊急通話です」のメッセージが流れる。
7.15分おきに自動起動して、位置情報を発信する際に、電源が起動している間も、ちょっと見ただけでは電源が入っていることがわからないようになっている。
すばらしい、まことにすばらしい。
今までの防犯ベル付き携帯とは比べ物にならないぐらいGOOD!!!
っていうか、今までのがしょぼすぎた(^^;)
しかし、褒めてばっかりもいかがなものかということで、
ここであえてダメ出し+さらなるキッズ携帯の追求をしてみます。
まず、電池パックがはずせないというのは、良くできました。
しかし、犯人が電池パックをはずせないと知ったらどうすると思いますか?
というわけなんですよ。
考え得る犯人のとる行動パターン
1.電源を切る・・・・・・・犯人の負け・・・電源を切っても通知し続けるため
2.ブザーをとめる・・・犯人の負け・・・・ブザーを止めても通知し続けるため
3.破壊する。・・・・・・・犯人の勝ち・・・・為す術なし。
4.水につける。・・・・・犯人の勝ち・・・・為す術なし。
というわけで、単純に思いついたものでも、5割の確率で以後消息不明になってしまいます。
そこで、今回の端末は上出来なんですが、
さらなる防犯携帯追求のための課題と提案を列挙。
まず、やはり
1.auのカシオのような防水加工が必要。
2.破壊工作でもなかなか(叩きつけたぐらいの衝撃では)壊れないブザーのコア化
3.今回のキッズ携帯の15分おきに通知というのが
どういうシステムなのかはわからないですが、
防犯ベル発動時、ネットワーク(i-mode)上の防犯ブザーフラグを立てる。
そうすることで、フラグが立っている限りは、
携帯端末が破壊されてもネットワーク上(センター)から緊急連絡先に通知し続ける。
解除は、ネットワーク(i-mode)上の防犯ベルセキュリティサイトからパスワード等を使って、
防犯ベル発動通知の解除が可能になる。
なぜそうするかは、後ほど・・・
4.電池パックはあえて取り外せるようにしておく。
というよりかは、現在のSA800iのバッテリーを3分の2と3分の1ぐらいの大きさに分け、
3分の2の電池は取りはずし可能な通常の携帯のようにしておき、
残りの3分の1は、携帯内部に取り外せないように埋め込んでおく。
そうすることで、犯人が、電池パックをはずして携帯を使えなくしたという
安心感を得させる心理的なねらい。
あともう1つ重要なことですが、
もし、緊急時に持ち主(子供)が防犯ベルを鳴らせなかった場合。
これは非常に難しい。
技術的に可能なセキュリティの手段を妄想しよう。
まず、子供の行動範囲を限定し、それを端末もしくはネットワーク上で設定する。
予め設定された行動範囲からはずれた場合、緊急通報する。
# 細かく時間とか指定できるとさらにすばらしい。
例:登校時間や下校時間をある程度決めておき、
その時間内で設定した行動範囲外にでたら通知。
# 朝になると自動的に予め設定された行動範囲制限を有効にし、
子供が帰ってきて、何らかの操作をすると行動範囲制限が解除されるとか。
子供が車に乗って移動した場合に緊急通報。
基地局もしくはGPSにて時速??キロ以上のスピードで移動するのが確認できれば緊急通報。
しかし、これは実に扱いが難しい。
もっといいのを思いつきました。(^^;)
しかし扱いがさらにむずかしいですが・・・
それは、リストバンドもしくは何かしらの脈拍をはかれる装置を取り付ける。
脈拍の異常値(通常ではない数値)が継続何秒間か続けば、
計測機から携帯に通知し、携帯から緊急通報する。ってのはどぉよ?
計測機はオプション販売とかにすると利益もでるんじゃないの?
ここまでいくとさすがにどぉかなとは思いますが、なかなか発想としてよいのではないですか?
そうそう、ちょこっと話しは戻りますが、
さっきの課題と提案を列挙のところの3番目なんですが、
なぜ、ネットワークにさせるかということですが、
まず第1に、携帯端末が行う処理の負担を軽減すること。
第2に、携帯が破壊された場合でも通知しつづけることが可能。
(この通知システムですが、イマドコサーチを使えばGPS機能で現在地を通知できることになるそうですが、どこで情報の取得が不可能になったかなど地図がでるのかどうかですね。)
第3、安全が確認できれば、子供の所持している端末からでなくても解除ができる。
っとまぁ、こんなもんでしょうか・・・(^^;)
とか書いてますが、もうすでにそういう仕様になっているかもしれませんので、
もし、そうなっているようならシステムを開発した方々へごめんなさいです。m(._.)m
全体を通して、上記のシステムを入れていくとかなり手の込んだ作りになりそうですが、
コストがかかりすぎてますかね?(^^;)
ある程度はオプションなり月額でとったりして、利益も得てくださいな。
一種の保険みたいなもんでしょうから、
金とのバランスを考えれば通常より高くなったとしても、使うんではないでしょうかね。
技術の発展により製作管理コストが少なくなる未来がくることを切に願います。